闘病日記

3回目の手術を終えて

手術前の心理

人生で3度手術する人はこの世の中で何%何だろうか?ふと入院して最初に思った。

 

外から僕を見たら、

「ついてないな、かわいそうだな」「若いのに大変だな」

なのかな?

 

でも僕はそんな風には捉えていない。

「生きるチャンスを3度ももらった」「人生で最大のチャンス」「手術させてくれてありがとう」

こう捉えている!

別に最初からこう捉えられるほど僕の心は強くなかった。けれど、僕の心が変わるのには十分すぎる応援があった。

 

こんなにも人に応援されることが普通あり得るだろうか?アスリートでも芸術家でもあるまいし。そんな僕を応援してくれる人が数百、数千人いる。こんなに力が湧き出てくることはたぶんないだろう。

 

もちろん不安はあった。手術がどう進むかわからないし。死ぬかもしれないし。

 

「負けたくない!」よりも「勝つぞ!」の方が僕は頑張れる気がした。

 

そして僕はある一冊の本と出会った。友人に紹介してもらっていた本だ。「予祝 前祝いの法則」

この本を読んで僕の術後の未来が決まった気がした。

 

「全部綺麗に取れたよ。手術成功おめでとう」こう前祝いをしたんだ。親友と。友達と。家族と。

 

術後の第一声

今回の手術は手術時間が短ければ打つ手なしで、お腹を開いただけの手術。だから手術時間が少しでも長いことを祈っていた。

 

手術は朝の8時30分に入室して、10時ごろスタートだった。だから僕は16時ごろに目が覚めることを願った。

 

僕は麻酔から覚めて意識を少し取り戻した時に最初に耳に飛び込んできた声。

「14時17分」

あれ、なんか手術時間短くないか?僕は覚悟を決めた。

 

だけどそんな覚悟はいらなかった。

先生から、

「一応取れるところは全部取れましたよ、腎臓も残りました」

と告げられた。

 

「はい、ありがとうございます」

 

これが僕の第一声だったと思う。

 

両親にもやったねと声をかけてもらった気がする。(手術後の少しの面会OKだったため)

この日はまだ意識が朦朧としていて、色々な管が繋がれていたからあまり覚えていない。

 

1〜2日経過

7月11日、長い1日が始まった。あまり身動きが取りたくない状態。

 

鼻には酸素供給装置。それと胃酸を吸入する管(これは朝、先生に抜いてもらった)

左手には動脈に血圧を測るための管。そして点滴の管

右手には点滴の管、人差し指には酸素?脈?を測るテープで貼り付けた線

胸からお腹にかけては心電図。お腹にガーゼ

左下腹部にはドレーン(縫合不全になっていないか確認のための排液の管)

背中には硬膜外麻酔

尿管ステント。尿を出す管

 

色々な制限があり、さらには痛みとの闘い。そんな中歩かなければいけない。

 

3時間か4時間おきに痛み止めを入れてもらった。

 

それでも歩くという意志を看護師さんに伝えた。

 

「歩きたいです」

 

僕はお腹がパンパンになって苦しくなるのが嫌だったから、痛みに耐えた。

 

HCUに移ってからはテレビなるものが出現し、時間の経過が早く感じるようになった笑

 

それでも、やはり毎回ながら術後2日目の夜はしんどい。

 

吐き気や痛み、あまり体を動かさないせいか身体中が痛い。

 

7月12日はひたすらに看護師さんを呼んだ。ナースコールの連打。

 

「歩きたいです」

 

この一言を言いまくって1時間に1回ペースで歩き回った笑

 

あまりにも僕が歩きたいですと言うので、看護師さんの対応が早くなった。

 

歩き・・・と行った瞬間に

歩きますか?

と返してくれて、すでに歩く準備に取り掛かってくれた。

 

そのおかげか痛みにも慣れつつ歩けるようになっていった。

ただ、その日の夜も吐いてしまった。

 

でもお腹の張りが少し楽になっているのがわかった。

 

3日〜7日経過

一般病棟に移るまでに時間が少しかかった。それは僕のわがままのせいだ。

個室を強く希望したからだ。寝れないのが1番のストレスになるのをわかっていたから。

 

一般病棟に移動してから流動食が始まった。しかし、僕はそれを吐いてしまい。しんどい思いをした。

その原因は手術で十二指腸近くを触っているから動きが悪いのかもしれないと先生に言われた。

 

でも僕なりに何か原因はないか探って見た。そしたらお腹を苦しめているものがあるじゃないか!

 

そうそれは

「腹帯」

いつになったら外していいのかわからずタイミングを見失っていた。

それで思い切って外してみた。するとみるみるうちにお腹の張りも取れて、苦しさもなくなった。おまけに吐き気もどこかへいってしまった。

 

試行錯誤も大事だなと思った瞬間だった笑

 

ご飯も再開し、きっともうすぐ退院だろう。僕の闘いはまだ終わりではないが、再スタートを切ることができる手術であったと思う。

 

そして今回の手術を通して応援してくれたみなさんありがとうございました。Twitter、LINE、Instagramとたくさんの応援メッセージをいただきました。

 

多分この応援がなかったら、結果は違っていたと思います。本当に心から感謝しています。

 

そして、僕はこの応援を力に誰かを助けることのできるような事業を起こしていけたらと思っています。

 

ありがとうございました!

 




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