闘病日記

24歳を目前にして

23歳を終えて

僕は22歳と11ヶ月でがんが発覚した。23歳を迎える直前だった。

僕は一年浪人させてもらっていたので丁度就職活動の真っ只中だった。23歳という歳がいかに試練に満ちた歳になるのか容易に想像できた。

 

手術。抗がん剤。どれも僕にとって初めての経験で、テレビの中の世界の出来事なのではないかと思っていた。

 

1回目のが終わり抗がん剤ってそんなにきつくない。そんな馬鹿げだ思考をしてしまったのが間違いで、相当きつい抗がん剤の日々の始まりだった。

 

やりたくない、病院に行くと吐きそうになる。フラッシュバックの連続。それでも悪い奴らはそこまで頑張らなかったおかげで頑張ることができた。

 

23歳は悪いことばかりではなかった。

 

新しい人との出会いがたくさんあった。病気にならなかったら出会えなかった人に出会えたことは僕の人生の中でとても大きな大きな経験となった。

 

そして新しいことをたくさん始めた。

 

初めて犬を飼う。釣りを始める。コーヒーに目覚める。ブログを書き始める。動画編集を始める。絵を描き始める。ロクロに挑戦する。ギターを触ってみる。たくさん発信する。たくさんの「ありがとう」を伝える。

 

そして23歳はいつもよりたくさん笑ってたくさん泣いた。

大切な仲間が増えた。(好きな人は一向にできないけど笑)

 

僕にとってとても濃い一年だった。

 

改めていつもありがとう。

【悲報】腫瘍マーカーが上がる

23歳が終わる前にショックな出来事。

それは今までそこまで上がってこなかった腫瘍マーカーが上がってしまったこと。

肝臓の悪い奴らをやっつけたばかりなのに今度はリンパで悪さをしている奴らがいる。

 

ようやくここまで乗り越えてきたのに。今回ばかりは僕の心を持ってしても耐えられなかった。

それでもここで諦めるわけには行かない。

 

僕の人生はまだ始まったばかりだ。23歳から24歳へ。

24歳の自分へ

僕は周りの人に生かされている。だから決して自分に甘くなりすぎたり、人を見捨ててはいけない。

そして24歳は今まで以上に周りの人のことを大切にしなさい。

 

そして感謝や思ったことはどんどん口にして伝えていけ。

いつその言葉を発する事ができなくなるかわからない。だから少しでも後悔のすくないように。

 

23歳の終わりに新型コロナという脅威のウイルスが流行った。悪いことばかりではない。家族と話をする時間が増えた。家族の想いを家族のありがたみを再認識する事ができた。

 

医療従事者の方、サービス業の方、農業、漁業、林業の方、他にも世の中を回してくれている全ての方に感謝をしなさい。

 

お金がなければ生きていくことは難しいのは確かだけど、最後はやっぱりお金ではなくて人なんだ。

 

24歳、新しいことにどんどん挑戦していけ。僕の残された時間は少ない。人より寿命が短いかもしれない。だけど、他の誰にも負けないくらい楽しかった、幸せだったと思えるように時間を使おう。

 

しっかり寝て食べて、運動して健康な生活を送ろう。そうすればきっと25歳もきっと笑って迎える事ができる。




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