僕の今回の手術について
2月24日に入院をしました。僕は今回の手術で転移性肝腫瘍を切除するします。それに当たって最初に入院前までの検査や過ごした日常を書いていきたいと思います。
まず今回手術するきっかけになった出来事をお話します。
僕は2019年3月18日に横行結腸の大腸がんを宣告されました。そのときすでに肝臓と肺に転移していて、いわゆるステージ4でした。
原発巣の大腸の腫瘍はしっかり取ってもらったのですが、肺には散らばっておりどうしても手術では取りきれない。肝臓は取れる部分のみ切除したけれど腫瘍かわからない部分がありました。
その腫瘍らしき部分が2019年12月のCTで若干肥大していたので正確に2020年1月上旬にMRIをとることになりました。もちろんどちらも造影剤を使いました。
結果としてどうやら腫瘍で間違いないとのことで、幸いにも腫瘍は2ヶ所だったので手術することに決まりました。
手術することが決まってから入院前まで
手術することが決まってから肝臓専門の先生に診察してもらい、たくさんの検査が入りました。
まず最初に肺機能検査と心電図検査。
「がんばれ、がんばれ、がんばれ、がんばれ、がんばれ」の掛け声で頑張って息を吐く肺機能検査は若い僕にとってはそんなにきついものではないのですが、お年寄りの方には地獄らしいです。
この結果昨年の検査結果よりも数値が上がり順調に体力が回復しているなと感じました笑
心電図検査は階段の上り下りで、音に合わせて5秒ごとに階段を行き来するものを3分間やりました。
これはなかなか早いテンポでやるのできつい!と思いながらもやりきり、心電図を取りました。
するとこの検査結果、疑陽性と判断されてより精密な検査をすることになりました。
ドレッドミルという検査で、前回やった心電図では運動中に心電図を取ることができなかったのですが、この検査は運動中も心電図を取ることができます。
ルームランナーみたいな機械の上で歩幅を大きくして歩きながら心拍数が170くらいを目指して段々と速度が上がってきます。
170に到達したら先生の合図で機械から降りて心拍が落ち着くまで横になって心電図を取ります。
この検査は準備等込みで30分程度で終わりました。
このあと先生の診察を受けて、よっぽど手術には影響ない動きをしているとのことでした👏
あと二つ肝臓の検査をしました。
家に資料があるので正確な名前は覚えていませんが、20分程寝転んで静止する。深呼吸やあくびはしない。
手を上にあげたものと横に広げたものの2回取りました。そのあと3分ごとに画像を色々な角度で取るものを5回程とったと思います。
手を上にあげて20分動かないのはなかなかにきつかったです笑
もう一つは造影剤を使ってより精密なCT画像を取る検査をしました。まずは通常のものを取り、次に20分ほどゆっくり点滴で落としてもう一度取るという流れでした。
そして麻酔科の先生のお話があり、執刀医の先生に手術日の最終決定と入院日の決定をしてもらいました。
入院してから
まず入院してから最初に執刀してくれる先生から手術方針の説明を受けました。
どのように切るのか、どのようなリスクがあるのか、どのような経過が予想されるかなどお話を聞きました。
今回僕は体になるべく負担をかけないようにと、保険適用外のロボットを使った手術をすることになりました。もちろん癒着がひどければ開腹手術になるそうですが。
かなり高額なお金がかかります。僕のバイト代では到底払うことのできないお金です。両親が「お金のことはいいから体に負担が少ない方にしよう」と言ってくれました。
こんな高い医療費をいつまで生きられるかわからない僕に対して使ってくれました。子供のためならって気持ちが伝わりました。僕はとても嬉しかったです。
いつか必ずお金という形じゃないかもしれないけど返していかなければいけないという思いが込み上げてきました。
必ず治して、思いっきりやりたいことやって笑って、家族、親戚、友人、恩師、にありがとうの気持ち、恩返しをします。
そして入院して当日採血。
手術前日は朝から採血をして、肝臓の代謝を調べる薬を入れて、そのあと5分ごとに3回採血をしました。
そしてシャワーを浴びて、手術用の印をお腹にかいてもらい、長時間の手術のため、床擦れしないように体圧を測定してもらって、肝臓を保護する点滴を入れました。
あとはお腹周りの除毛もしてもらいます。
食事は朝は普通に出ましたが、お昼は流動食で夜は欠食です。
お昼から下剤をのみ、寝る前にも下剤を飲みます。
これが大まかな手術前日の予定です。
手術を迎えるに当たって
2回目の手術ですが、正直不安はあります。長時間の手術で何か後遺症が出ることはないだろうかとか、目が覚めないことがないだろうかとか。
でも、今回手術を受けさせてもらえることに感謝して立ち向かっていきたいと思います。
Twitterでたくさん弱音を吐きました。その度に多くの方から応援メッセージをいただき本当に心強いです。Instagramでも応援してもらいました。
これは当たり前なことではなくて、本当にありがたいことです。そんな優しい言葉をかけてくれた人、応援してくれた人の期待に応えてきます!
また続きは手術後落ち着いてから書きます!