闘病日記

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闘病日記

2019/10/23

最高の母。

尊敬されるべき母について 自分を産んでくれた母親を嫌いな子供はあまりいないと感じる。それは僕が周りの人に恵まれていたからなのかわからないけれど、友人は基本的に母親を尊敬しているし、感謝の気持ちを持っているのは間違いない。 僕もそのような子供の1人で、闘病生活の中で助けてもらったことなどを書いていこうと思う。   入院中の助け 入院することになって、毎日少しでも長い時間、寂しくないように病室にきてくれた母。   病室にいるのに家にいるかのような雰囲気をいつも作ってくれた。手術のあと、泊ま ...

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2019/10/22

当たり前って一体何なのか?

ガンになる前の日常 いつも通り病気になる前のお話から。僕の当たり前は何だったかというと、寝る家があって、美味しいご飯が食べられて、何気ない日常が毎日やってくるということだった。 朝起きて、『おはよう』と言って、めざましテレビを見ながら朝食を食べる。味噌汁にご飯に目玉焼き。 それから大学がある日は支度をして自転車に乗ってギリギリを駆け抜けていた。大学では友達とたわいもない話をして、ふざけて笑っていた。 帰ってからは家庭教師かアルバイトに行くか、なければちょっとだらだらする。こんなどこにでもいるような大学生と ...

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2019/10/16

僕の人生のお手本

人として 僕は関わりのある人は基本的に人として尊敬するし、大切な存在であると思う。 僕は生まれてから、たくさんのやりたいことを好き勝手やらせてもらってきた。それは父が残業をしていつも頑張ってくれたから、できたこと。 もちろん母や兄、妹、祖父母の助力も大きな力となっていた。今回はその中でも僕が今思う、父への感謝の気持ちや考え方を述べていきたいと思う。   尽くしてもらった贅沢な日々 僕は本当に贅沢をさせてもらった。中学生では硬式野球のクラブチームで野球をやらせてもらって、毎週大変な送り迎えや遠征の ...

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2019/10/10

初めて死にたいという気持ちがわかった話

2019年5月、2回目の抗がん剤 2019年5月のゴールデンウィーク明け、僕は1回目の抗がん剤の経験から、抗がん剤余裕で乗り越えられると勝手に思い込んでいた。血液間のがん細胞の移動をブロックし、他の抗がん剤をよく効きやすくするアバスチンの点滴投入が始まった。次にトポテシンという薬を点滴で入れる。副作用で急な発汗や吐き気がくるものなので、それを抑えるためにブスコパンを点滴で入れた。トポテシンの点滴は約1時間で終わり、次にエルプラットともう一つの薬を同時に2時間かけて入れていく。その終わりがけに急にものすごい ...

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2019/10/10

泣くということ。

がん宣告を受ける 僕が病気になって初めて泣いたのは、3月18日に病気を宣告されて、その1時間後だったと思う。22年間という短い人生を経験してきて、初めて目の当たりにした「死」だった。 両親と病院の先生と一緒に自分がどのような病気なのかを細かく説明された時、両親の足がずり落ちていくのを隣でみて、ああ僕は何で病気になってしまったんだろうか。大切な両親、めちゃくちゃ愛情を注いでもらった両親を悲しませてしまうなんて。 僕はその場では泣くことができなかった。なぜなら、そこで泣いてしまったら両親の我慢が無駄になってし ...

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