闘病日記

考え事

がん患者にとって、毎日が夢のような出来事の連続であることは間違い無いだろう。

ああ、もう治療したく無いな。何で普通に生きることができないんだろう。

 

こんなことを考えてしまった時にはもう落ち込みに落ち込む。

 

何不自由なく治療に向かうことができているんだからとかそう言う問題じゃ無いんだ。

 

もちろん治療できていることには感謝してる。どれだけ感謝しても足りないくらいに。

 

 

抗がん剤の投与→副作用がくる→気持ちが沈む・やる気がなくなる→元気になってやる気がでる→抗がん剤がやってくる

 

このサイクルがどれほど体力を使うか、多分経験者にしかわからない。そうやってつっぱねてしまうのも何だか気が引けるけど、それくらいしんどいんだ。

 

生きるために抗がん剤を頑張っているのか、抗がん剤を投与するために生きているのか。

 

本来ならやりたいこと楽しいことをやるために生きているはずなのに。

 

約2年の抗がん剤生活を体験して、それでも一向に治る方向へ進んでいく気がしない。これは心のどこかで思っていること。

 

いつになったらこの抗がん剤が終わるんだろうか。いや終わりとは死なのだろうか。

 

体が痛い、息をしているのが苦しい、そう感じてしまうことだってある。

 

痛みが走ると同時に、進行しているのか、残された時間はあとどれくらいだろうかと頭によぎる。

 

きっと、がん患者でこの経験をしていない人はいない。

 

僕に結婚ができるだろうかとか、僕に大切なひとを作る資格があるのだろうかとか、大切な人ができそうになったとして、その人との将来は全くもって約束ができないだとか。

 

毎日毎日悩んで悩んで。

 

健康だったらと無い物ねだりをして。

 

明るく振舞うのにもたくさんのパワーが必要で電池切れを起こした時が怖くてたまらない。

 

 

どれだけ明るくポジティブな人間にも、きっと悩みはたくさんあって落ち込むこともある。

 

でも下を向いている人生はつまらないから、どれだけ苦しくてもどれだけ辛くても最高な瞬間が、生きててよかったって思える瞬間を味わうために立ち上がるんだ。

 

人生とは闘い続けることなのかもしれない。

 

何と闘うかは人それぞれで、会社で闘う人もいれば、病気と闘う人もいるし、家族を守るために闘う人もいる。人間関係で闘う人もいるだろう。

 

それぞれの土俵でみんな歯を食いしばって頑張ってる。

 

僕は2021年は病気だけじゃなくて、勉強という土俵でも闘うことに決めた。

 

頭の中をぐるぐると駆け回る負の感情を言葉にして吐き出してやって行こうと思います。

 

 

ああスッキリした。生きてるだけで丸儲け。

 

 

気楽に行こうよ、だって世界はこんなにも面白いことがいっぱいあるんだからさ。今はコロナで上手くいかなくてもさ、きっとその分後で良い思いができるから。

 

 

 

 




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